パリ旅行お役立ち

パリは大丈夫?フランス燃料税のデモで観光は危険な状況?【現地レポ】

更新日:

フランス・パリのデモについてのまとめ、次回予定されているデモの時間と場所、交通規制の情報をアップデートしてきましたが、現在状況が沈着してきました。

7月14日フランス革命記念日のときのデモのまとめはこちらから↓

またフランス・パリの観光に影響がありそうな動きがあれば更新しますね!

 

日本でもすっかりおなじみになってしまった、2018年11月から毎週末に全国的に行われているフランスのデモ。フランス語ではgilets jaunes(ジレ・ジョーヌ)と呼ばれている「黄色いベスト運動」です。

日本からは「パリ、大丈夫?」とお気遣いのご連絡をいただき続けています…

今年はじめには、黄色いベスト運動にまつわる暴動や破壊活動にうんざりする人々によって、とうとう「foulards rouges」赤いスカーフ運動、赤いマフラー運動のデモも行われました。

これこそまさにフランスらしい様相。実にいろんな考えを持つ人が激しく意見をぶつける国なのです。

わたしの職場は、サン・ラザールからオペラ地区に程近い地区にありますが、本当のところデモが始まったころから毎週いつもどおりの週明けを迎えているので、大丈夫です。

でも、今この時期にパリやフランスに観光に来る方たちは、もしかしたらパリは危険な状況なのではないかと心配されているのではないかと思うので、フランスのデモで今パリはどんな状況か、観光時に気をつけるべきことは何かについて、リアルな状況を包み隠さずお話したいと思います。

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パリは大丈夫!

パリの主なデモ情報

=7月6日(土)のデモのおさらい(7月10日更新)=

  • 第34回目の抗議デモとなった7月6日、パリでは数百人の人々がレピュブリック広場を午後のはやい時間に出発、落ち着いた状況の中で、モンパルナス駅の近くのカタルーニャ広場に向かった。
  • 地方都市ではトゥールーズで400人、ボルドーで100人程度がフランス大統領であるエマニュエル・マクロン氏の辞任を要求し、負傷者や抑圧に対する抗議活動を行った。
  • 警察との大きな衝突は見られなかったが、歩道に乗り込んできた抗議者を警察が押し戻す一幕があり、トゥールーズのキャピトル広場の近くで使用の禁止されている催涙ガスが噴射される場面もあった。

(参照:LeParisien)

 

= 次回7月13日(土)の黄色いベストのデモ・ハイライト(7月10日更新)=

  • 第35回目の抗議行動となるが、今回は13日に行われるよりも、7月14日フランス革命記念日に予定されているデモの数が多い

フランス革命記念日のパリのイベント、見学の穴場情報まとめました!

 

=7月13日(土)に予定されているパリの主なデモ(7月12更新)=

  • Place de la Bataille de Stalingrad: 9時頃集合、11時30分頃出発
    Place Mazas 方面に向かって

経路: Stalingrad → Rue La Fayette ラファイエット通り→ Pl. de Valenciennes > Bd de Magenta マゼンタ大通り→ Pl. de la République レピュブリック広場(休憩) → Av. de la République レピュブリック大通り→ Pl. Métvier → Bd. de Ménilmontant メニルモンタン大通り→ Bd. Philippe Auguste → Pl. de la Nation ナシオン広場(休憩)→ Bd Diderot → Quai de la Rapée ケ・ドラペ→ Pl. Mazas

 

7月13日(土)に一時的に閉鎖される予定のパリ地下鉄の駅(7月12日確認)

13日(土)に閉鎖されるパリ地下鉄の駅の情報は出ていませんが、14日(日)の革命記念日の式典やイベントのために、閉鎖になる駅の情報がアップデートされています。

早朝5時から、記念式典のために、凱旋門の近くの駅、シャルルドゴール・エトワール駅とコンコルドの間で閉鎖になる可能性の高い駅は次の通り。

警察の指示があり次第 :

① Tuileries チュイルリー
①⑧⑫ Concorde コンコルド
①⑬ Champs-Elysées Clemenceau シャンゼリゼ・クレモンソー
①②⑥ RER-A Charles de Gaulle - Etoile シャルルドゴール・エトワール

朝6時半から :

①⑨ Franklin D. Roosevelt フランクリン・ルーズベルト
① George V ジョルジュ・サンク

乗り換えもできない可能性があるとのこと。

(パリ交通公団RATPの最新情報は公式サイトのこちらから。)

=7月10日追記=

最近は土曜日に閉鎖されるパリの地下鉄の駅がほとんどなくなってきました!

 

*2月15日(土)、デモの開催時間帯にメトロの1番線に乗ったら、閉鎖中の駅については、急行電車のように駅を通過しました。

閉鎖されている駅では、降りるだけでなく、乗り換えもできないので気をつけましょう。

パリの地下鉄の駅の閉鎖情報と運行情報をどうチェックするかまとめました↓

 

=7月14日(日)に予定されているパリの黄色いベスト関連主要デモ(7月12日更新)=

今回はフランス革命記念日の式典の行われるシャンゼリゼ通りでデモを行おうとしている活動団体が多いです。

いずれも集合時間などの詳細情報はほとんどありませんが、シャンゼリゼ通りはデモ抗議活動禁止地区になっています。

  • Champs Élysées シャンゼリゼ:
    90 000 人程度が関心あり
  • Champs Élysées シャンゼリゼ:
    22 000 人程度が関心あり
  • Champs Élysées シャンゼリゼ:
    8 800 人程度が関心あり
  • Champs Élysées シャンゼリゼ:
    8 600 人程度が関心あり
  • Champs Élysées シャンゼリゼ: 10時ごろ集合
    4 800 人程度が関心ありだったが、Facebookのページはもうない
  • Champs Élysées シャンゼリゼ:
    1 400 人程度が関心あり
  • Paris パリ20区: 11時頃、Place de la Réunion レユニオン広場集合

(参考:paris.demosphere.net

 

美術館などの観光スポットの閉鎖の発表は今のところなし。パリ凱旋門の入場時間も確認したところ、現時点では13日(土)は10時から23時までオープンです!

14日(日)はパリ凱旋門はフランス革命記念日で一日お休みです!

朝から軍事パレードがあります。

 

在仏日本大使館の情報

 

テレビやインターネットのニュースを見ていると、フランスは危険なのではないかと心配してしまうような映像や記事がたくさん出てますよね。

しかし、全体、内容が古いものが多いのがフランス在住者としては残念です。

 

実際、2018年12月から2019年3月ごろまでは、毎週末はうんざりするような状況が繰り返されていたんです。

わたし自身、普段自分がよく通る道を、軍警察の装甲車らしきの乗り物が走っているのをテレビで見たときは、「フランスは戦争中なわけ?」と思ったほどです。

2019116日追記=
これは記事を書いた12月の頃の話で、今は週末のデモで装甲車が走ることはなくなっています。

フランスのデモの状況がひどかった12月8日の週末、シャンゼリゼ通りは土曜日朝早くから大勢のデモ参加者が集まりました。またテレビのニュースチャンネルは、いつもわたしが通勤で使っているサン・ラザール駅や百貨店のあるオスマン通りに行くのは避けましょう、とも呼びかけていました。

そんなわけで、週明け月曜日、さぞかし通勤路はすごいことになっているのではないかと思ったのですが、

百貨店のある、オスマン通りはいつもどおりの朝でした。土曜日、デモがあったことを知らなければ、何も感じないほどです。

お昼はヴィクトワール広場の方まで歩いていきましたが、壊されている店舗も全く見かけません。

 

サンラザールの駅に、

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スプレーで「マクロン辞職」と書かれたのは見かけました。

会社の近くのカルフールの小さなスーパーマーケットを通りかかったときは、破壊行為を防ぐために打ち付けてあった木の板をはずしている最中でした。

116日追記=
このあと、銀行のATMがいくつか壊されていて、お金が下ろせないことが2回位ありました。

 

また、11月最後の土曜日は子供の試合のためにどうしてもパリに行かなくてはならなかったのですが、パリと近郊は道路封鎖されるという話もあったため、電車と車とどちらで行くか悩んだ末に、車で行くことを選んだところ、

土曜日の昼間にこんなに道が空いていることなんて考えられないほど、デモのあった土曜日のパリの外環道路と近郊の高速道路はがら空きでした。

みんな、外出をさけたのでしょう。

パリに向かう間、ダッシュボードの上に、黄色いベストをおいて走っている車が、わたしの車をつぎつぎと追い抜かしていったのが印象的でした。

116日・7月10日追記=
現在は毎週末のデモの規模はかなり縮小しています。規模が小さくなったものの、地方都市で行われるデモには時々警察との衝突が発生しているものがあるようなので、気をつけてましょう。

 

2月16日(土)のシャンゼリゼ通りの動画を見たい方はこちらどうぞ〜

 

2019年3月、デモ中に激しい破壊行為をうけたシャンゼリゼ通りが大きく報道されました。

3月に行われた18回目のデモで、抗議者と警察の激しい衝突と破壊行為が話題となったパリ・シャンゼリゼ通りが気になる方、こちらでまとめています。

327日追記=
3月半ばに行われた第18回目の破壊行為がひどかったため、政府は国内数箇所(パリ・シャンゼリゼ含む)でのデモを禁止。

警備体制を強化させており、19回目のデモではシャンゼリゼ通りではデモが行われず、全国的に落ち着いた状況でした。

 

こんな感じで、パリが危ないと話題になっていたころから、デモが行われるといわれる場所にデモの行われる週末に出向かない限りは、治安が悪いとか、危険と感じたりしたことは本当になかったし、政府もそのつど比較的しっかり対応してきてくれていると感じます。

必要以上に心配することはないです!

 

今回のフランスの燃料税のデモは観光客に危ないのか?

そもそもデモの多いフランス。これまでのフランスのデモと今回のデモとの違いはなんでしょうか。

普段のフランスのデモにはバックに労働組合がいて、デモ活動を統制しているのに対して、今回の燃料税のデモの場合、SNSの呼びかけで地方のジレ・ジョーヌが思い思いに集まってきたため、まとめ上げる組織の不在で、極右や極左、ただの破壊者も加わり、活動中の暴力や破壊活動に発展してしまったことです。

2018年12月当時、土曜日のテレビのニュース番組では、一日中デモ活動の映像が流されて、催涙弾が投げられると、逃げ惑ったり応戦したりするデモ参加者の姿が生々しく映し出されていました。

デモが行われた道路は基本的に軍警察によって封鎖されていましたし、いくら事前情報を把握していなかったとしても、間違って観光客が巻き込まれてしまう状況はこれまでなかったし、これまで観光客の方がデモの暴動に巻き込まれて被害にあったというニュースは入ってきていません。

 

そもそも、黄色いベストに限らず、フランスではデモや暴動が時々発生します。

そんな時、面白半分でその状況をカメラなどで撮影しようとするためにわざわざ現場に近寄ることは避けましょう。

今はかなり可能性が低くなっていますが、黄色いベストの抗議活動が暴動化してしまったときには、催涙弾だけでなく、敷石や金属製のものが飛び交っていたこともあるので、大変危険です。

抗議者と警備隊の間は一触即発。急に誰かが何かを燃やし始めたり、暴力行為が起きると、フラッシュボールや放水弾、催涙弾が使われます。

見物していて巻き込まれたということがないようにしましょう。

 

パリの観光は今危険?

普通に生活する分には困らないパリとその近郊ですが、クリスマス商戦の大切な時期には、破壊活動から店を守るために、店を閉めなくてはいけない店舗にとっては、売上の大きな損失になってしまったことは確かです。

またデモが始まったころは、メトロの駅や店舗だけでなく、ルーブル美術館を始め、多くの美術館やエッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿などが週末閉鎖になりました。(現在は閉鎖されません。)

予定が限られている観光客の皆さんにとっての危険とは予定通りにショッピングや観光ができない」ところにあるでしょう。

=1月16日追記=

今では土曜日も通常通りお店は開いていますし、観光スポットも通常通り開館しています。ただし、デモが始まると、お店はすみやかにシャッターを閉めることがあるので、デパートや大きな通りの路面店でのショッピングはできる限り土曜日を避け、どうしても土曜日しか時間がないときは、在仏日本大使館の情報などもチェックして、なるべく早い時間帯にすませることをおすすめします。

今、観光客のみなさんが週末の観光スポットで気をつけるべきことは、デモの規模が縮小したため、デモに気軽に近づきやすくなっていることだと感じています。

一般人の人が巻き込まれる可能性はかなり低いですが、遊び半分に近づくのは絶対に危ないです。デモに遭遇したらその場を離れましょう。

=7月10日追記=

デモが突然始まり、暴動が起きる可能性もかなり低くなってきましたが、万が一フランス・パリの観光中に目の前でデモが突然発生したときは、1月16日に上で追記したことにはぜひ気をつけていただきたいです。

 

油断していたわたしが突然デモに遭遇してしまった時の話です・・・

 

規模は縮小したものの、このデモ活動は今後しばらく繰り返される可能性があります。

日本語の詳しい情報が知りたい方のために、在仏日本大使館が、今回のデモに関するスポット情報を発信しています。

黄色いベストの抗議行動が始まったころからずっと、平日はいつもどおりだったし、在仏の日本人も普通にいつもどおり生活しているので、あまりデモの影響は心配されないで、在仏日本大使館の最新情報も確認しながら、フランス旅行の計画を立てることをおすすめします。

ツアーでいらっしゃる方は、添乗員の方の誘導に従ってくださいね。

 

ただ、いつもよりも警備が薄くなっていることも考えられるので、コレ↓にはぜひ気をつけてください。

先日の新聞で、スリ犯罪の33%もの増加に「黄色いベスト」デモの影響があるとの記事がでていましたので、残念ながらわたしの勘違いではなさそうです。。。

 

この写真はシャンゼリゼ通りの被害が大きかった3月に行われた18回目のデモのあとの火曜日に撮った写真です。

観光客の方もたくさんいらっしゃいましたよ!

必ずフランスの旅を楽しんでいただけることと思います!

また、フランスの今の状況を心配してくださっているみなさま、本当にありがとうございます!!

 

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