パリの地下鉄でベビーカーは不便。乳児との旅行に必要ならレンタルもある

赤ちゃん連れのパリ旅行！

無謀だという声もあるようですが･･･フランスで子育てしてきた身としては、小さいお子さん連れのパリ旅行こそ、普段着のパリを楽しめると思っています。

赤ちゃんの持ち物といえばまずはベビーカー。

10ｋg以内で折りたたみなら飛行機持ち込みもできます。

でも、もしあかちゃんがまだ歩けない乳児なら、パリの地下鉄での移動にはベビーカーはあまりお勧めできません。

今日はパリの地下鉄でベビーカーがおすすめではない理由と、パリでベビーカーをレンタルできるお店についてご紹介したいと思います。

パリの地下鉄でベビーカーが不便な理由とは？
パリで乳児との旅行にベビーカーは必要？
パリでベビーカーはレンタルできる
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パリの地下鉄でベビーカーが不便な理由とは？

パリの地下鉄でベビーカーの移動は本当に大変。

なぜならパリの地下鉄にはエレベーターがほとんどなく、エスカレーターさえもなくて、階段を上り下りするしかないこともよくあります。

大きな駅や新しい駅はだいぶ改善されてきましたが、パリの地下鉄はまだまだバリアフリーとはいえない状況です。

パリ交通公団のオフィシャルサイトの日本語ページをみてみると・・・

4号線及び14号線駅内のエレベーター・エスカレーター・動く歩道の現在の可動状況を確かめることができるようになりました。

え、パリの地下鉄って1～14番線まであるのに、たった２つのラインの駅のエレベーターとエスカレーターの可動状況しかチェックできないって･･･

ありえない。

しかし、このレベルが現実です。

実際、エスカレーターやエレベーターがない時に現地のひとたちはどうしているかというと、わたしもそうでしたが、パリの地下鉄の階段ではベビーカーを手で担ぎます。

みんなかなり優しいので、困っていればたいてい誰かが「手伝いましょうか？」と声をかけてくれます。

たいてい現地のお母さんたちは素直に助けてもらうのですが、こんな状況を想定すると、ベビーカーは軽くて担げる程度の大きさでないと、パリの地下鉄では利用しにくいのです。

一人でA型のベビーカーを担いでパリの地下鉄の階段を上り下りするのは、かなり難しいと思います。

一回ホームまで着けば、パリ交通公団からは「地下鉄内では折りたたむのが望ましい」という程度で、パリの地下鉄ではベビーカーのマナーというのも特になく、赤ちゃん連れの場合はむしろみんなに優しくしてもらえます。

（ベビーカーでバスに乗るときはたたんで乗ってから、バス中央部分の広いところでまた広げてよいとされていますが、そんなマナーを守っている人は見たことがないです。）

満員電車でも全く気にせず広げたままベビーカーを使っている人がいて、足に食い込んで痛かったのですが、わたしが我慢して当然という雰囲気のお母さんでびっくりしたことがあります。

それはどうかとしても、確かにパリの地下鉄に乗るときにベビーカーだからと遠慮していると、パリの地下鉄のドアはかなりの勢いで閉まるので、乗ろうとしたときにベビーカーがドアにはさまれる事故はパリでもあるようです。

まだ全く歩けない赤ちゃんを連れてパリの地下鉄での移動するなら、ベビーカーより抱っこ紐のほうが動きやすいと思います。

うちの子供たちが小さかった10年以上前は、フランスではあまりまだ見かけませんでしたが、最近は子供を保育園に預けてから仕事に行くフランス人のお母さんたちが、電車の中で抱っこ紐を使っているのをよく見かけるようになりました。

パリで乳児との旅行にベビーカーは必要？

地下鉄だけでなく、パリの道路はあまりベビーカーにやさしくありません。

パリの道路はかなり歩道が狭く、車道に向かって強く傾斜している歩道も結構あります。

それに道がでこぼこしていているので、日本の華奢なベビーカーだとかなり揺れます。

一緒に行く大人は何人で荷物はどう分担してもつか、パリ滞在中歩く時間は長いのか、抱っこしたまま食事が食べられるか、赤ちゃんがレストランのベビーチェアに座れるか、普段のお出かけでどんなベビーカーを使っているか、という観点も含めて、パリ旅行にベビーカーを持ってくるのが必要かどうか、もう一度検討していただくといいかなと思います。