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パリのホテル御用達ベーカリーで有名なプージョランのお店の今

パリ旅行お役立ち

フランスに旅行にされるみなさんの楽しみのひとつに、おいしいパンを食べるってあると思うんです。

わたしも偶然寄ったパン屋さんで、パンがおいしかったとき、いまでも本当に幸せな気分になります。

フランスに来て間もない頃に出会ったパン屋さんの一つに、Invalideアンバリッドの駅のそばで、パリ7区にあるベーカリー「Boulangerie SECCO ブランジェリーセッコ」がありました。

住所は

20 rue Jean Nicot
75007 Paris

現地に住む日本人にも、日本人観光客にも人気があって、今でもセッコについての日本語のブログが見つかるのですが、ここ数年すっかりお店に来ることもなかったところ、

先日、布袋寅泰さんのライブがアレクサンドル橋の近くのペニッシュ(ボート)であったので、「そうだ、久しぶりにセッコに行ってパンを買おう!」と思って立ち寄ることにしました。

そこで今日は、わたしが出会うまでの「Boulangerie SECCO ブランジェリーセッコ」のミニ歴史と、先日立ち寄ったときの今のお店がどうだったか、ということについて、お話しますね。

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セッコは、パリのホテル御用達ベーカリーのプージョラン氏の店だった

ご存知の方も結構いると思いますが、実はセッコにはわたしがパリに来る前から、ちょっとしたヒストリーがあるんです。

もともとここのお店は、パリのホテル御用達のベーカリーとして有名なプージョラン氏のお店で、わたしがフランスに住むようになった頃に、セッコ氏のお店になり、プージョラン氏のレシピを引き継いだパンを作っていたのでした。

プージョラン氏のお店だった時代を知っている方からすると、やはりその時代が懐かしかったようですが、わたしには十分セッコのパンがおいしかったんです。

フランスのパンって、確かにおいしいんですけれど、バゲットに、クロワッサンに、パン・オ・ショコラに、レーズンパンのパン・オ・レザンとあと何種類か、で、ワンパターンといえば、ワンパターン。

まだフランスに来たばかりでホームシックになりがちだったわたしにとっては、セッコのケーキほどは甘くなくてさっぱりしたタルトや、充実していた惣菜パンが、嬉しかったんです。

プージョラン氏の店から、セッコ氏の店、そして今はまた別の店

そして先日のライブ前の夕方。久しぶりにお店に向かいました。

方向音痴のわたしでも、そのピンク色のお店のたたずまいのおかげで、まだ携帯上でGoogleマップがなかった頃から、たどり着くまで迷子になることはないんだったなあ。

あれ。

・・・

あれ?

なんか違う。そう、のきのお店の名前が、セッコじゃない。

えーーーー!!

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…調べてみたところ、2012年の夏頃に、セッコ氏はこの店舗を売却したようです。

今の店舗の名前は「PariSeven Boulangerie パリセブン ブランジェリー」になっています。Googleやyelpの口コミは数が少ないけど、悪くもない。

…んですが、なんか普通になっちゃった。

ケーキのバリエーションも普通になっちゃった。

・・・というわけで、食べてみたらおいしかったのかもしれないけれど、買わずに通り過ぎてしまいました。

セッコのパン屋さんはどこに行ってしまったのか?

このお店を売却したあと、セッコさんはどこに行ってしまったのか、という情報を追ってみたところ、

もともとこのお店を経営していた頃から持っていた2店目の店舗がエッフェル塔の近く、75 boulevard de Grenelle, 75015にあるので、そちらを引き続き経営しているよう。

口コミを見ると、パンの質は悪くないけど、店員の態度がひどい、人種差別的な発言がある、という書き込みが多数です。

気になるなあ、日本人が行ったら、なんて言われるのかな〜

それから口コミでは、この7区のお店からそれほど遠くない場所にもお店を持っているとか。住所は101 Rue de Rennes, 75006 です。

トリップアドバイザーの評価を見てみると、今日現在、評価は3,5で、311軒のベーカリーのうち172位ではありますが、観光客からの口コミ内容はまずまずです。キッシュロレーヌなど、ランチにぴったりの惣菜パンの評判がいいですね。

プージョラン氏のベーカリーは?どこで食べられる?

もともとのプージョラン氏のベーカリーは今現在パリにあるのかどうか、もう一度調べてみたところ、

7区のお店を売却してから、個人客向けにパンは売っていないそうで、小さなトラックで、パリのレストランに卸しているようです。

それでもプージョラン氏はパリのホテルやレストランに最も多くのパンを卸しているブランジェリーとのこと。

たとえば、パリに何店舗か支店があって、パリに住む日本人にも人気のあるレストラン「La Cantine du Troquet」や、7区の「David Toutain 」(住所は29 Rue Surcouf, 75007 )、パリ郊外のヌイイ市にあるイタリアンレストランLivio(住所は6 Rue de Longchamp, 92200 Neuilly-sur-Seine)では、プージョラン氏のパンが食べられそうですよ。

 

あまり変化がないと言われていたパリの市内も、リーマンショックあたりから、特にお店のテナントは大きく変化しているなと感じています。

移り変わりはあっていいと思うのですが、本当にうつくしいもの、本当に美味しいものを大切にするフランス人だと思うので、

いいものは末永くできれば変わらずに愛されていってほしいなあと願うばかりです。

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