お子さんのいる家庭のお父さん、お母さんにとって、在宅勤務中の子供の世話は悩みのタネ。
とくに子供の年齢が小さいご家庭では、子供がうるさくて仕事の効率が悪い、仕事にならないという方も多いのではないでしょうか。
現在、わたしの住んでいるフランスでは、希望する社員には自宅の環境が整っている条件のもとで月に一定日数の在宅勤務日を企業は認めなくてはいけないことが法的に決まっているので、ウィルスの蔓延を防ぐための移動制限が出る前から在宅勤務をする人は多くなっていて、お子さんの年齢ごとに在宅勤務しているお父さん、お母さんの悩みがあるようです。
今回は海外でパパやママの状況がを話してもわからない小さい年齢の子供がいる場合の在宅勤務の状況、在宅勤務中の子供の世話の仕方をチェック。アドバイスもご紹介してみたいと思います。
在宅勤務で子供がうるさくて、仕事にならないのは海外でも話題
在宅勤務で子供がうるさくて仕事にならないケースで、リアルにわかりやすいのは、在宅勤務中の方のインタビューのテレビ中継ですね。
数年前、イギリスの放送局BBCのインタビューで起きた出来事はこちら。
最近はフツーの会社員のわたしも、テレビ会議などで顔を見ながら会議することも増えているので、自宅で会議に参加するときにはこどもたちには会議があることを伝えてから部屋に入るのですが、まだ状況がよくわからない子どもたちにとっては、締め切った部屋でパパやママが何をやっているのか、気になってしまうのかもしれません。
まさに、こんな感じ・・・トイレにこもるしかない。
Télétravail avec enfants 🤗
— NICH🙏KAIE 🎸 🎶🎨 ✍ ☮ ✌💜💫 (@nichkaie) March 13, 2020
小さいお子さんがいてすでに在宅勤務をしたことのある方は同じような経験、お持ちじゃないでしょうか。
世界中どこでも同じなんですね。
在宅勤務中、子供の世話は海外ではどうしてる?どうしたらいい?
移動制限中のフランスでは、在宅勤務をしながら子供の面倒を見ている人がかなりたくさんいます。
例えばこの方は、バーコードをスキャンするスキャナーをつかってお仕事していることから、仕事しながら娘さんのお買い物ごっこにお付き合いしている・・・
でも仕事をしながら子供の遊びにずーっと付き合っているわけにはいかないのが現状ですよね。
そこでフランスのhuffingtonpostのサイトから子供がいる場合の在宅勤務について、アドバイスをご紹介してみます。
#télétravail Vous n’aviez pas pensé à votre #enfant qui va avoir besoin d’attention … 👉 les conseils de ceux qui l’ont fait ! https://t.co/JZZs9rs1eZ
スポンサーリンク
— Jean-Philippe Larger (@jplarger) March 16, 2020
このサイトではまず、
子どもたちはかまってもらうことを必要としているということを忘れていませんか?
と問いかけています。子供がずいぶん大きくなった今のわたしにとっても、ちょっとドキッとする言葉です。
特に言って聞かせてもわからないくらいの年齢が低い子供の場合、集中して仕事できる時間は、子供のお昼寝タイムくらい。
でも、それだけでは仕事は進まないのが現実ですよね。
海外ではベビーシッターを雇うことも多いので、正直子供が小さいときはお金がかかっても他人の力を借りるほうがよい、と書かれていますが、日本ではおじいちゃんおばあちゃんの力を借りられるかどうか、くらいが限界なんじゃないでしょうか。
他人の力を借りられない場合、このサイトでは、割り切って数十分子供に完全に付き合うことを勧めています。
え、そんなことしたらきりがないし!とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、フランスでは親が働いている、働いていないに関わらず、「子供には一人遊びをさせることも大切」と言われています。
まだ子供が小さかった頃、泣いている子供をほっとくなんて…と戸惑ったことを覚えていますが、確かに、フランスでは子供用のサークルがよく使われていて、日本に比べると、子どもたちをその中で一人遊びさせることが多いです。
わたしははじめ、ともかく抱っこしている時間が長かったので、一人遊びに慣れさせるまでかなり大変だったのを覚えていますが、在宅勤務を継続する限り、親が遊んでくれる時間もあれば、我慢しなくてはいけない時間もある、ということを覚えてもらうことが必要になってくるでしょう。
このサイトの中で紹介されていフリーランスで10年間働いているジャーナリストの女性は、ずっと子供に我慢させておくよりも、子供が遊びたがるときにある程度付き合ってあげるほうが、子供の世話に取られる時間は少なくてすむ、という経験を話しています。
最後に
日本でお子さんの面倒を見ながら在宅勤務をするケースは、今回のウィルス蔓延を防ぐための措置など、期間の限られた特別なケースが多いかもしれません。
そのような場合、もしお父さんとお母さん両方が同時に在宅勤務であれば、子供が遊びたがったときに一緒に遊ぶのを交互に担当するというやり方もあるでしょう。
その時おすすめしたいのは、時間がどんなに短くても「子供が一人で遊ぶ時間」も作ることです。
自分の経験上、小さければ小さいほど、慣れてくれるのが早いはずです。
子供がいながらの在宅勤務は子供が学校に上がっていてもなかなか簡単ではないと感じますが、状況に合わせてなるべくストレスが少ない方法を見つけていきたいですね。
一緒に、頑張りましょう!!
コメント