5月1日のメーデーは世界の「国際労働者デー」。
フランスでは「fête te du travail フェット・デュ・トラヴァイユ」と呼ばれています。
労働者の権利が強いこの国では、祝日のうちでも特にこの日は多くのお店や観光スポットがお休みになってしまうんですよね。
一方、この時期は日本のゴールデンウィークとも重なるので、パリに観光にきていらっしゃる方も多いと思います。
せっかくのパリなのにやることがない?
いえ、そんなことはないんです!
そこで今日は、パリのメーデーの過ごし方、買い物・美術館情報、パリのメーデーである5月初旬ならではの観光スポットについてお話しますね。
パリのメーデーの過ごし方は?
メーデーといえばともかく現地に住むわたしたちにとっても「なんでもお休みの日」というイメージです。
でも、パリの地下鉄メトロは動いていますし、あらかじめプラニングしておけば、パリのメーデーならではの観光をちゃんと楽しむことができるんですよ!
みなさんは買い物派?それとも観光派ですか?
この日はどちらかといえば観光派のみなさんの味方かもしれませんが、パリのメーデーでも営業しているお店もあることをご存知ですか?
パリのメーデー、お店は営業している?
パリのメーデーに営業しているお店は確かにかなり少ないです。
デパートのプランタンは休業が確実ですし、オスマン通りでプランタンのお隣りのデパートギャラリー・ラファイエットと、同じグループの百貨店であるBHV(ベーアッシュヴェー)、左岸にあるボンマルシェもおそらく休業になるでしょう。
ただしパリの中でも、ショッピングモールである
- LE CARROUSEL DU LOUVRE(ルーブル美術館の近く)午前10時から20時
- LES BOUTIQUES DU PALAIS(パレ・デ・コングレ)10時半から19時半
- BERCY VILLAGE(ベルシー)
は365日営業なので、いくつかのお店は開店しています。
(全部のお店が営業するわけではないようですが・・・)
天気がよければ断然お勧めはBERCY VILLAGEですね。
オープンスペースで全体が小さな街のようになっているので、のんびりと歩くだけでとても気持ちがいいですし、住宅地からも近いので、メーデーの名物であるMuguet(ミュゲ:すずらん)を路上で売る人々も見られるかもしれません。
ミュゲはかわいらしいのですが、花なのでお土産に買っても持って帰れないですよね。
でもチョコレートショップを見つけたら、ウィンドウをちょっと覗いてみてください。
ミュゲにちなんだかわいらしいチョコレートが売っていることがありますよ。
日本に住む母にプレゼントしたら、とても喜んでいました。
パリのメーデーの美術館・モニュメントは閉まっている?
次に、パリは断然観光派、という方に、メーデーでも開館しているパリの施設や美術館をご案内します。
- エッフェル塔(la Tour Eiffel 、ただし5月1日は2階までしか登れない。9時半から23時半まで)
ノートルダム寺院(8時から18時45分まで)→残念ながら、火災の影響でしばらく入場できません。- パリ動物園(Parc Zoologique de Paris、9時半から19時半)
- パリ水族館(L’Aquarium de Paris、10時から19時)
- パリ植物園(Jardin des Plantes、動物園・屋外部分のみ、7時半から20時)
- ヴィレット・グランド・ホール(Grand Halle de la Villette、ツタンカーメン展開催中、10時から19時半)
- アトリエ・デ・リュミエール(Atelier des Lumières、ゴッホ展開催中、10時から18時まで)
- マイヨール美術館(Musée Maillol 、10時半から18時半まで)
- ジャックマール・アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André、10時から20時半)
- パリ造幣局(Monnaie de Paris )
- カルティエ財団現代美術館(Fondation Cartier、11時から16時)
- エスパス・ダリ・モンマルトル(Espace Dalí、10時から18時)
- ミュゼ・アンエルブ(Musée en Herbe、妖怪・マンガ・村上隆展開催中、子供にもおすすめ、10時から18時)
- グレヴァン美術館(Musée Grévin、9時半から19時)
=閉館=
ルーブル美術館、グランパレ、オルセー美術館、ルクセンブルク美術館、アラブ世界研究所、国立公文書館、ギメ美術館、ケ・ブランリー美術館
※パリ市内ではないですが、ヴェルサイユ宮殿は閉館、庭園は入れます。
=4月16日追記=
残念ながらノートルダム寺院については、先日の火災の影響により、メーデーの日の入場は絶望的です。
パリのメーデー5月ならではの観光スポットはある?
美術館やモニュメントはもちろん1年中いつ来ても楽しめる観光スポットではありますが、5月のこの時期だからこそ楽しめるパリもあります。
例えば、天気がよければ、パリの公園はメーデーでも開放されているのでおすすめです。
- ビュット・ショーモン公園 Parc des Buttes Chaumont
- ラ・ヴィレット公園 le Parc de la Villette
- モンソー公園 le Parc Monceau
- ベルヴィル公園 le Parc de Belleville
- モンスーリ公園 le Parc Montsouris
- アクリマタシオン庭園 le Jardin d’Acclimatation
もしくはパリの大きな展示会、パリ・フェアー(La Foire de Paris ラ・フォワール・ドゥ・パリ)に行ってみるのもオツ。
2019年は4月27日から5月8日まで開催、雑貨から食品に至るまで、身の回りのありとあらゆるものの新製品やおすすめが、20万平米あるPorte de Versailles ポルト・ド・ヴェルサイユと呼ばれる展示会会場に集まります。
入場料は15ユーロですが、あらかじめチケットを購入すると11ユーロです。
=Porte de Versailles ポルト・ド・ヴェルサイユへのアクセス=
- メトロ12番線 : 駅 Porte de Versailles
- メトロ8番線: 駅 Balard
- トラムウェイ(路面電車)T3 もしくはT2 : 駅 Porte de Versailles
パリ・フェアー(La Foire de Paris)公式サイトはこちらから。
ということで、一日あってもむしろ足りないくらい、メーデーのパリもいろいろ楽しめるんですよ♪
5月のパリは気候がとてもよい季節。
せっかくいらしたパリ、ぜひ楽しんでいただければと思います!
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