フランス生活お役立ち

フランスの燃料税はいくら?税率は?これからまだ15.7%高くなる!

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フランスの燃料税増税に対するデモが日本でも話題になってますよね。今回のフランスのデモはフランス語でgilets jaunes(ジレ・ジョーヌ)、日本語で「黄色いベスト運動」です。

デモに便乗して、極右や極左、それにcasseurと呼ばれる破壊者が加わったことにより、これまでに類をみない暴力的なデモに発展してしまっていますが、もともとは自動車燃料にかかる税金、燃料税が引き上げられたことがきっかけ。

でも実はフランスの燃料税増税引き上げは2022年まで段階的に行われていくため、今年行われた増税は手始めの一歩でしかありません。

増税が完了すると、フランスの燃料価格の上げ幅は今からガソリンで+7,5%、ディーゼルではなんと+15,7%になります!

でもそもそもフランスの燃料税の税率や、毎年どのくらいの燃料税増税が行われ、最終的に燃料価格がどのくらい高騰するかについて、フランス人でも把握している人はかなり少ないと思います。

そこで在仏15年あおいそら、普段車を運転する自分にとっても重要なテーマのため、フランスメディアを徹底調査をしてみました。

フランスのガソリン代事情、そのうち燃料税の税率、これからの燃料価格推移、最終的にフランスのガソリン価格がいくらになるのかをお伝えします。どうぞご覧ください!

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フランスの燃料税の税率はいくら?石油会社のサイトが教えてくれた

フランスのネット情報でも、「今から燃料税はいくらあがる」という情報はあちこちに書いてあるのですが、そもそもいつも払っているガソリンやディーゼルの価格にどのくらいの燃料税が含まれているのか、についての明確な情報はなかなか見つかりませんでした。

ところが、さすがは石油会社TOTAL。こちらのサイト(TOTALのホームページ)に現在の自動車燃料価格のうち、どのくらいが税金なのか、はっきり書かれていましたよ。

 

燃料税 : 価格の約半分 !

政府から課せられている税金は、燃料の価格のうちの大半を締めている。(2017年時点でガソリンで63 %、ディーゼルで 60 % ). 詳細は次の通り :

  • エネルギー製品にかかる消費内税 (TICPE)。その金額は、毎年財政法で定められ、地域協議会によって地域別に異なる税率になることもある。
  • TICPEを含む燃料価格にかかる付加価値税 (TVA) 。2017年時点で20%。

その他に間接税もかかる。例えば「公害行為に対する一般税」(TGAP)など...

 

わたしがフランスに来た当初はディーゼルの価格は1リットルあたり1ユーロもしませんでした。原油価格の上昇もあるかもしれないけど、結局この15年のうちにどんどん燃料にかかる税金が高くなってきたんだなあと実感。

こちらもぜひご参考に!

フランスの燃料税の増税は今後段階的に2022年まで続く

はじめにお伝えしたように、フランスの燃料税増税はまだ始まったばかり。原油価格の高騰も含めて、実際去年に比べて1年間で、ディーゼルの価格は21%上がって約1,45ユーロ/L、ガソリンの価格は15%上がって約1,54ユーロ/Lになりました。

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政府は二酸化炭素排出量に応じて、すべてのエネルギーに課されている炭素税を2022年までに徐々に引き上げる予定で、車の燃料だけでなく、その他燃料やガスの税率も上がり、結果電気代も上がることになります。

現時点でガソリンに比べて税率が優遇されているディーゼルの価格は5年後にはガソリンよりも高くなるし、さきほどのTOTALのサイトの情報通り、燃料価格にかかる付加価値税の価格もますます膨らんでいくことになります。

 

フランスの燃料税が今後あがると、ガソリンはいくらになるのか計算

今後のフランスの燃料税の段階的な増税によって、フランスのガソリンの価格がいくらかになるかをフランス工業連合が具体的に計算。

それによると、まず2019年から2021年までは段階的に、ディーゼル価格は毎年約0.065ユーロ/L、ガソリン価格は約0.029ユーロ/L上昇、2022年にはディーゼル価格は約0.033ユーロ/L、ガソリン価格は約0.029ユーロ/L上昇するとのこと。

もし税がかかる前の燃料の価格が変わらないとすれば、現在1,45ユーロ/Lのディーゼルの価格は来年2019年には今から+4,5%の1,52ユーロ/L、ガソリンの価格は+1,9%の1,57ユーロ/Lになることになります。

さらに増税が完了する2022年には、ディーゼルの価格はなんと今から+15,7%の1,68ユーロ/L、ガソリンの価格は+7,5%の1,66ユーロ/Lになることになるんです!

高っ!

この価格は、一般的な価格で、ガソリンスタンドの会社や、ガソリンスタンドのある場所によって、さらに1リットルあたりの価格が5〜10ユーロ近く高い場合もあります。

 

まとめ

「暴徒には屈さない」として断固とした態度を取ってきたマクロン政権も、昨日、2019年1月1日に行われる次の燃料税引き上げを6ヶ月延長すると発表しました。

車の専門誌autoplusによると、ルノーのCLIOのガソリン車は20km/L走るので、年間10,000km走るとすると、500Lのガソリンが必要になるので、増税が6ヶ月延期されれば7,30ユーロの節約

さらにルノーのもう一つの車種MEGANEのディーゼル車は、100kmあたり3,9Lの燃料を消費するので、年間12,000km走るとすると、468Lのディーゼルが必要になるので、増税が6ヶ月延長されれば15,20ユーロの節約になると・・・

我が家の車はルノーCLIOのディーゼル車ですが、一般道を普通に走ると表示では大体5,5L/100kmと出るから、上の計算ほど燃料消費効率が良くないとして、現実30ユーロくらい節約になるのかもしれませんが、本当の問題はこの燃料税の増税に伴い、いろんなものが値上げになることが問題なんだと思うし、

一方、二酸化炭素排出量を早急に抑えなくてはいけないっていう使命は変わらないのだから、ただ増税のタイミングを先送りにしていてもなんの解決にもならないんですよね。

フランスらしいといえばフランスらしいソリューションではありますが、中途半端感すごいです。

 

また今週末も、パリでもデモが行われるのではないかと言われています。

政府が抜本的な改革を行おうとするたびに、デモやストライキが起きて、なかなか進まないフランス。

事態がどのようにおさまるのか、今後の動きに注目したいとともに、我が家の所得税、住民税、固定資産税、払うべき税金すべてが値上がっている状況で、一体この税金の値上がり分がどこに回っているかを知りたいと個人的には思うのでした・・・

 

 

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