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備蓄におすすめスーパーの食料品や日用品。フランスの買い物事情から考察!【写真レポ】

フランス生活お役立ち
フランスでは新型コロナの感染拡大を防ぐために、3月17日からかなり厳しい移動制限の措置が取られています。 学校が閉鎖され、ホームオフィスが推奨され、わたしも通勤がなくなり、どうしても必要な外出であることを政府の指示通りに記した証明書がないまま外出すると、警察の尋問があれば厳しい罰金が科されます。 そんな中でもどうしても必要な外出理由の1つとして認められている「食料品の買い物」。措置が出てから一度も買い物に出ていませんでしたが、我が家は毎週土曜日が買い出しデーなので、必要な書類をしっかり持って、いつもいくカルフールに行ってきました。 非常時のスーパーはどんな様子?いつも買っているものがないのでは?と不安なままお店に着くと、予想もしないものが十分だったり、逆に不足していたりしていることに気がつきました。 それに実は本当に大変なのは、商品のストック不足じゃなかったりするかもしれない? フランスで移動制限措置が取られて初めてパリ郊外にある大型スーパー(カルフール)で買い物をした時の様子をご紹介しながら、買い物がなかなかできなくなる事態に備えて、備蓄するなら何が優先か、スーパーがどんな状況になりうるかを考えてみたいと思います。
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備蓄におすすめ、スーパーで買える食料品

移動制限措置が始まる直前に、フランスで人々が焦ってスーパーで買い物して一気に売り場の棚からなくなった食料品は、
  • 小麦粉
  • 朝食用のパン製品やパスタ
  • 砂糖
  • 牛乳
  • 冷凍食品
フランス人の主食ではありませんが、日本人家族である我が家にとってかなり重要な主食のコメもかなり品薄でした。   しかし、フランスでは移動制限措置が取られた時に、生活に必要な食料や物資の物流は止めないので、パニックになって買いだめする必要はない、という政府からの通達が出ました。 そのせいもあってか、今回土曜日に買い物した時には、かなりの食料品がしっかり棚に揃っていました 店に入った途端に特設コーナーに積み重ねられていた牛乳です。フランスでは牛乳のほとんどが常温で長期保存できるようになっているので、先週は備蓄に走った人々が多すぎて、棚からほとんどが消えていたので、安心してください!というお店のメッセージだったかも。 運悪くうちの息子くんのお気に入りは売り切れでしたが、朝食用シリアルもありました。   フランスにはいろいろな種類の小麦粉がありますが、ほとんどの種類の在庫がありましたし、パスタも全部の種類が豊富な状態ではありませんが、先週よりはイタリア産のパスタも在庫が増えていました。 先週は1パックも残っていなかった卵もたくさんあったし、冷凍食品も補充され、砂糖も山のように積み重なっていました。   精肉コーナーはパックの製品はいつもどおり品物がありましたが、対面式のコーナーのところは閉鎖されていました。 お魚は対面式のコーナーもやっていたし、パックの製品も普通にありましたよ。 わたしは野菜は八百屋で買うのでカルフールでは買いませんが、特に野菜コーナーも混乱している様子はありませんでした。 逆に今回の買い物のときに品薄だった食料品もご紹介しておきますね。
  • 常温の惣菜品(常温保存できるスープや缶詰)
  • チーズやバターなどの一部の乳製品
バターやいくつかのチーズ、ヨーグルトなどの乳製品が品薄だったのは、先週急にみんなが買ったので、工場側の生産量が追いついていない可能性大です。 常温の惣菜品は下の写真のように、在庫がない状態ではなかったので、店にものが揃った今でもみんなが買う商品なのではないでしょうか。 意外だったのは、ポテトチップスコーナーが品薄・・・ 友達や仕事仲間と話していると、 こうも閉じ込められてると、やることなくて結局食べちゃうんだよね〜 という会話を繰り返していることに気がつきます^^ 天気も良くなったのに、外に出られない。気晴らしに、家族でスナック食べていたりするんじゃないでしょうか。 かくいう私も一つだけ残ってたお気に入りのポテトチップスを見つけて、幸せな気分で購入しました〜♪   ところで、カルフールには日本のしょうゆやいくつか乾麺(ラーメンやうどん)はあるのですが、その他の日本食材はあまり充実していない上に、我が家からだと日本で見慣れた日本食材を買うにはパリに出ないといけないので、必要最低限のものを買う、という条件での外出しか許されていないことを考えると、こんな食材はもっと買っておけばよかったなあと思っています。
  • しょうゆ
  • 粉末だし
  • みりん
  • みそ
  • 片栗粉
片栗粉は小麦粉やコーンスターチで代用することもできますし、このくらいの調味料があれば、大体日本のおかずを調理するのに普段から不便もありません。 ということで、買い物がしにくくなる事態に備えて、日本のスーパーで買える食料を多めに備蓄しておくなら、
  • 小麦粉や米
  • 基本的な調味料(塩、砂糖、粉末だし、しょうゆ、みそなど)
  • 乾麺(パスタ、うどん、ラーメンなど)
  • 冷凍食品
  • 常温で保存できるもの(缶詰や常温で保存できる調理品)
あたりのストックを多めにしておくことをおすすめしたいです。    

備蓄におすすめ、スーパーで買える日用品

日本でトイレットペーパー買い占めのニュースが回った頃に、欧州もそんな日がやってくるかもしれないと思い、トイレットペーパーはいつもより多めに買っていたため焦りませんでしたが、先週はトイレットペーパーの売り場は見事に すっからかん〜 でした。しかし今回はしっかり充実先週はトイレットペーパー同様売り切れだった箱ティッシュやキッチンペーパーも普通にありました。 こんな16個入りの大量パックなんてこれまで見たことなかったし^^   ただ相変わらず、衛生関連商品は品薄ですね。 マスクやジェルはもう何週間も在庫切れです。 掃除の除菌用のシートや漂白剤はかなり品薄。 食器洗い機を使っている家庭が多いはずなのに、食器洗剤が少なくなってました。 こんなときだからって、ハンドソープ類の在庫が先週も今週も極端に少ないのは、やっぱり普段フランス人はあまり手を洗っていなかった、ということなんでしょうかね・・・シャンプーや洗濯洗剤は普通に在庫があったみたいなので。 それからうちはペットはいないのであまり細かくチェックしていませんが、ペットフードを中心としたペット用品もかなり品薄だったようです。 ということで、日本のスーパーで買える日用品のうち、買い足しておくなら、
  • 衛生用品(ソープ類や洗剤、漂白剤や除菌剤など)
  • 箱ティッシュ、キッチンペーパー、トイレットペーパーなどの紙類
  • ペット用品
あたりのストックの充実をおすすめします。  

移動制限のフランスのスーパーでの買い物が大変なのはストック不足じゃない

ところで、今回買い物しにスーパーに行って本当に大変だったのは、ストック不足ではなかったのです。   朝9時の開店に合わせて、車で家を出たら道はかなり空いています。 駐車場もがらすき。これは良かった!と思ったのはつかの間。 すでにカルフールの入っているショッピングモールの外から並んでいる! いつもの開店30分前は医療従事者、警察関係者、救急隊員だけの入店時間が設定され、並んでいる間も70歳以上の方は優先的に入店できるようになっていました。 モールの中に入ってからもぐるぐる回ります・・・ そしてやっと入店できたときには、並び始めて30分経っていました。 が、入ったらまるでプライベートショッピング状態! 土曜日の朝はいつも押し合いへし合いで、カートがぶつかっては口喧嘩になることもあるくらいなのに、不思議な光景です。 これは買い物客や店員との距離が1m以上になるようにするための店側のコントロールです。(ちなみにこのあと行った八百屋はノーコントロールで、並んでもいなかったですが、そもそもいつもより客足は少なかったです) おかげでいつもより買い物はスピーディに終わったのですが・・・もしお昼頃到着していたら、一体どのくらい待たされていたかと思うとゾッとします。 レジで客と店員の間にプラスティックのプレートがつきました。これは八百屋にもついていたし、ハードディスカウントショップにもついていたので、チェーン店はこれを取り入れたようです。(個人商店にはなかった) 日本のようにカートを消毒するスプレーなどはないので、わたしは家にわずかに残っている消毒ジェルを持ってきていました。   つまりまとめると、
移動制限下のフランスでは、
  • 今のところスーパーの商品の在庫に大きな混乱はない
  • 入店人数のコントロールによって入店するまでの時間がかかる→人々は買い物がより一層おっくうになってなかなか買い物に行かない、もしくは小さな商店で買い物するようになっている
やることがないので、ほんとに食べるしかないんです。 でも近くの小さな商店や高級食材の店に行くと、並ばないんですけど、ともかく高い・・・お財布は厳しくなります (´;ω;`)   最近、ネットでもかなり話題になっていますが、デマに惑わされた買い占めによって、本当に必要な人が必要なときに必要なものがない状態を作ってはいけないと思っています。 よって、我が家ではパニック買いはしないで、さきほどおすすめした食料品や日用品をストックがあっても使う分を買い足していくことにしています。他のお店は何も開いてないので、スーパーで買うしかないのです。 *ネットでは商品が買える店舗もあります。3月23日現在、アマゾンもフランスでは配達をしています。   家の中に閉じこもる生活になって約1週間。 はじめは喜んでいた子どもたちも今では学校に行きたがっています。 日本がこの状態にならないで、ウィルスの騒ぎが収束することを祈るばかりです。
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