毎年11月の第4木曜日のアメリカの祝日、Thanksgiving Day「感謝祭」の翌日の金曜日であるブラックフライデー。
アメリカでは年末商戦の始まりでもあり、この時期の売上は年間売り上げの2割を占めるとか。
日本でもアメリカ系の企業を中心にブラックフライデーのセールが行われているようですが、アメリカ以外の海外の反応はどうでしょうか?
そこで在仏15年のあおいそら、フランスでのブラックフライデー最新状況と、実際2017年にフランスのネット通販でどんなものが売れたのか、フランスのメディア情報を調べてみたので、ご紹介しますね!
ブラックフライデー海外の反応、ソルド開催期間に影響が出るほどフランスでも定着
フランスにはもともと、1月と6月に6週間ずつ、ソルドと呼ばれる定例セールが全国で行われる期間があるのはかなり有名になりましたが、2019年からは4週間に短縮になります。
これは、かなりのフランス人がネットでショッピングするようになった影響もあるのですが、セール期間以外の割引キャンペーンが増えていて、特にブラックフライデーがフランスにも定着してきたことが背景にあるとフランスの新聞LesEchosは説明しています。
さらに、LeMondeというフランスの新聞記事によると、2017年、ブラックフライデー期間に買い物する予定だと答えた人のうち86%がインターネットで買い物する、と答えたそう。
ブラックフライデーの買い物にはお店に行く、と答えた人は48%だったことを考えると、フランスのブラックフライデーはネットでの売上の割合が高いんですね。
実際、2017年11月24日のブラックフライデーから27日のサイバーマンデーのフランス通販の売上は記録的だったとニュースチャンネルEurope1は報道しました。
具体的には、フランスの通販でもトップのAmazonでは、毎分なんと1400個の商品が売れ、2016年のブラックフライデー期間に比べて売上が40%増。日本の楽天グループに属するプライスミニスターでも売上が2倍に。
これはすごい売上です・・・
ブラックフライデーのフランス通販販売で人気だった商品はこれ!
Europe1の報道によると、2017年、ブラックフライデーのセール期間中にフランスの通販で人気だった商品は具体的に
- 「ハリーポッター」や「ゲームオブトロンズ」など人気映画やテレビドラマ有名作品の完全版ビデオ
- おもちゃやゲーム機とその周辺機器
フランスの大手通販サイトCdiscountでは、おもちゃやビデオゲームの販売台数は20万個、特に24日のPS4の売上はおよそ1万台でした。
またフランスの子供たちに人気の電動スケートボードである「ホバーボード」は、深夜12時の販売開始と同時に瞬く間に1500台が売り切れに。
どんな安いタイプでも100ユーロはくだらないホバーボードなので、この機会にお得にゲットしたみなさん、お目が高いです!
なるほど、こうして具体的に売れたものをみてみると、みんなブラックフライデーの時期に、クリスマスプレゼントを賢く買っているという印象です。
実際、LeMondeによると、2017年のフランスの一世帯あたりのクリスマスの出費予算は593ユーロで、フランスの平均月収を考えるとかなり大きな予算。
ブラックフライデーで買い物予定のフランス人の89%はクリスマスの買い物も一部する予定、と回答していたとのことで、わたしもフランス人を見習って、早めのクリスマスプレゼントを準備しようかなって思いました。
今年のブラックフライデーではどんなものが売れるんでしょうか。フランスのブラックフライデー2018年についてのニュースがちょっと楽しみです。
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