テニスのグランドスラム世界大会の1つ、全仏オープン(フレンチオープン)。
会場の名前から、別名ローランギャロスとしてフランス人にも親しまれています。
以前、会場の近所に住んでいたのですが、普段は閑静な住宅街にあるテニスコート、という雰囲気なのに、全仏オープンの開催期間になると、一気に華やかな雰囲気になるのが印象的です。
一方で、会場の安全を守るために、セキュリティチェックの強化は年々強化され、持ち込み禁止のものは厳しく管理されるようになりました。
でも、できるだけ必要なものは予め準備しておいて、快適なテニス観戦、たのしみたいところですよね。
そこで今日は、全仏オープン観戦の持ち物にチューンナップ!
会場のローランギャロスに持ち込みしてはいけないもの、持ち込みしたほうがいいもの、お伝えします。
全仏オープンの観戦の持ち物はなにが禁止されている?
ローランギャロスのオフィシャルサイトをチェックすると、
- 食べ物
- ガジェット類
- 乗り物
- 応援グッズ
- その他
のそれぞれについて、持ち込み禁止のものがかかれていますが、フランステニス協会のリストも合わせて見てみると、もっと詳しく持ち込みしてはいけないものがわかります。
全仏オープンの観戦の持ち物注意 食べ物編
例えばビールやワインといったアルコール飲料だけでなく、もし水だとしても、1,5リットル以上のボトルに入った液体は持ち込み禁止です。
リサイクルの観点から、日本に比べてスーパーではガラスの容器に入った食べ物が多く販売されていますが、ガラス瓶に入った食べ物の持ち込みもいけません。
テニス協会のリストでは、さらに水筒や魔法瓶も禁止とされています。
日中の観戦は暑くなったときに便利そうではありますが、クーラーボックスに入れるような保冷剤もだめです。
全仏オープンの観戦の持ち物注意 ガジェット編
ガジェットでは20cm以上のカメラの望遠レンズやカメラ、カメラの三脚、セルフィーのスティックといったカメラの機材の一切が禁止されています。
歩行補助のための杖はもちこめますが、先の尖った傘やヘルメットも持ち込み禁止です。
そもそもどのくらいが尖っているか、ということまでは書かれていませんが、会場で売られているローランギャロスの傘の先端と同様の形態ならおそらく大丈夫でしょう。
ただし、鋭利な刃物類、薬品や着火剤のような可燃物、高揮発性のもの、金属の箱、棒なども、ともかくセキュリティチェックのところで危険と思われれば持ち込めません。
同じ日のセキュリティでも、担当者によって判断基準が違うのはフランスあるあるです。
全仏オープンの観戦の持ち物注意 乗り物編
乗り物として禁止されているホバーボードやローラースケート、ローラーブレード、自転車は日本から来た皆さんには関係ないと思いますが、ベビーカーも持ち込み禁止となっているのでお子様連れの方は要注意です。
全仏オープンの観戦の持ち物注意 応援グッズ編
それから、大好きな選手を応援するための応援グッズですが、まず横断幕は禁止です。旗の大きさも1m四方以内で、軸のようなシャフトが付いていてはいけません。
音のなる楽器やホーンも禁止です。
全仏オープンの観戦の持ち物注意 その他
そもそも会場に持ち込めるバッグの大きさも15リットルまでに制限されています。
これら持ち込めないものは、セキュリティチェック前に荷物預かり所に預ける必要があります。
当日は混雑が予想されるので、事前に持ち込み禁止のものはチェックしておいて、余計な時間がかからないようにしたいもの。
あと預けることさえ難しいものとして、まず会場内へのドラッグの持ち込みも禁止です。
そもそもフランスは、日本同様、大麻を含むドラッグの使用はどこでも禁止されているので言語道断です。
武器・花火と行った爆発物の持ち込みも禁止です。
盲導犬などの補助犬以外の動物も禁止されているので、ペット同伴はできません。
全仏オープンに持ち込みしたほうがいいものは?
プレミアムパックで高額なチケットを購入した皆さんにはラウンジが用意されていますが、座席単体でチケットを購入した場合は飲食は別途購入が必要です。
ローランドギャロスの会場内は、やはり正直言えばなんでも高いです。
500mlの小さな水のボトルでさえ、5ユーロもするので、1日中会場にいるのであれば、制限量以内の1リットルの水は自分で持参したほうがいいかもしれません。
チケットをサイトで買った時、こんなふうについでに当日の昼食のオーダーもできるようになっていましたが、マックだったら6ユーロで済みそうなバーガーのセットでも17ユーロ!!
わたしは買いませんでした〜笑
ローランギャロスの座席のスタンドで飲食は可能です。
軽食も買えますが、ちょっとしたサンドイッチだけでも高いし、列に並ばなくてはいけないので、時間に余裕があれば、スーパーに寄ってあらかじめ食べ物を買っておきましょう。
ちなみに会場の近くには、メトロの駅(Porte d’AuteuilかMichel Ange-Molitor)から会場の間に、朝8時半から営業しているスーパーマーケットのカルフールもあります。
(Carrefour Auteuil 住所:1 Avenue du Général Sarrail, 75016 Paris)
パリジャン・パリジェンヌになった気分で食べてみたいランチや飲み物、スナックや果物を調達してから会場に向かうのもいいですね。
開場は10時からですが、午前中はかなり涼しい日が多いです。
会場内のショップに行けば一流スポーツブランドのグッズや服を買うことができますし、いい記念にもなるかもしれませんが、こちらもなかなかのお値段ですし、旅行中は本当に欲しいもの、食べたいものにお金をかけたいですよね。
あらかじめ、ちょっとした雨も防げるような上着を1枚持っていると便利です。
その他の持ち物については、こちらの記事で、ローランギャロス観戦時の服装や持ち物にまとめているのでよろしければどうぞ!
全仏オープンの観客のマナーは?
ローランギャロスの観客はウィンブルドンに比べてうるさい、という評価もありますが、全仏オープンの観戦では、応援に大きな音のなるものや楽器だけでなく、他のスポーツの中継で観客席でよく見かける横断幕も禁止ですし、大きな旗も使えません。
主催者側のインタビュー記事を読むと、全体の統一感を重視しているようです。
フランスでの日本人への評価は、礼儀正しい、マナーが良い、というもの。
そもそもわたしたちは野次を飛ばすというような習慣はあまりない方ではありますが、思わず熱中してしまうことももちろんあるので、一般的に高い日本人への評価を傷つけるようなことがないよう、気をつけたいところですね。
スポーツ観戦も現地のしきたりにしたがって、みんなが気持ちよく観戦できるようにしたいですね!
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