5月末から6月初旬に行われる世界のテニス大会、グランドスラムのひとつ、フレンチオープン。
毎年、パリの西端、ブローニュの森に程近い、Roland Garros(ローランギャロス)と呼ばれているスタジアムで行われます。
わたしも今年、早速チケットを公式サイトで購入しました~!だんなさんと見に行きますよ。
ところで、フランスの競技観戦といえば、競馬の凱旋門賞もそうですが、観客の皆さんが華やかで優雅なイメージがありますよね。
せっかくチケットを取って楽しみにしていたのに、周りと格好があまりにも違って落ち着かないのでは残念です。
「フレンチオープン観戦、どんな服装でいけばいい?ドレスコードは?」そんな疑問をお持ちの皆さんに、実際にこれまで全仏オープンを観戦された観客のみなさんの格好をチェックしながら、ローランギャロスの公式サイトの指示やおすすめの服装や持ち物もあらためて確認したので、ご紹介しますね。
全仏オープン観戦の服装はどうする?
全仏オープンが行われるのは、パリの気候もよくなってきた5月末から6月初旬。
観客席に座っている人たちの服装を見ても、正直まちまちです。
(credit; 全仏オープン公式サイト)
*画像は公式サイトからお借りしました。
この時期天気がよければパリの気温は20℃前後となり、そうなるとパリの人々や観光客、特に女性は一気に薄着になるのですが、この頃のパリの気温はまだ本格的な夏前で、雨が降ればかなり肌寒くなりますし、屋根のないローランギャロスで、さすがに女性がタンクトップ1枚、男性がランニング1枚、という格好はまず気候の観点からもお勧めできません。
全仏オープンにドレスコードがあるのか、公式サイトを調べてみた
フレンチオープンといえばテニスのグランドスラムの1つ、かなり格式の高い試合ですが、そもそもドレスコードはあるのでしょうか。
上の写真も掲載している、ローランギャロスの公式サイトをあらためて調べたところ、全仏オープン公式ショップや提携ブランド商品のおすすめは書いてありましたが、全仏オープン観戦に正式なドレスコードというものはないですね。
ただ、ローランギャロス公式サイトでは、スポーティなスマートカジュアルを推奨しています。
具体的にはどのような格好をさすのでしょうか。
ローランギャロスが推奨する服装、男性の場合
さっきの写真からも、男性なら襟の付いたシャツを着ている方が多いことがわかりますよね。
公式サイトでは、男性には白いTシャツかポロシャツにチノパンか、膝丈のショートパンツがお勧めされています。
男性が膝丈のショートパンツを着用する場合は、生地はしっかりめの物にして、レザーベルトをするデザインのものを選びましょう。
こんなイメージです。
ローランギャロスが推奨する服装、女性の場合
女性には会場内公式ブティックで売られている着心地のよい白いワンピースや、プリーツのテニススコートが公式サイトの一押しのようです!
ラコステは2019年、ローランギャロスの公式スポンサーなんですね。
女性は日焼けを避けるために肩を出さないようにしたほうがいい、というアドバイスも添えてありました。
確かに曇りの日でも、この時期のパリの紫外線の量は半端ありません。油断は禁物です。
ローランギャロスで靴はどうする?
靴について、公式サイトではAdidasアディダスのStan Smith スタンスミスや、J.M Weston JMウェストンの高級ブランドのスニーカーが名指しで勧められているのでちょっとびっくりしましたが、調べてみたら、これらはローランギャロスモデルを出しているブランド。
サイトがお勧めするのは当然ですかね。笑
フレンチオープン観戦のために特に高いブランドの靴を履く必要はないですが、男性は、サンダルではなく清潔なソックスとローファーを合わせましょう。
ローランギャロス公式サイトでは、女性にはフランスのバスク地方名産のサンダルであるエスパドリーユや、女性らしいデザインのサンダル靴もお勧めしています。
日本で売っているエスパドリーユを調べてみたら、日本のエスパドリーユ、本家顔負けのかわいいデザインがたくさんあるんですね・・・これはヒールもあるけど歩きやすいデザインなのが◎!!
公式サイトではその他にも、こんな感じのデザインの、日本ではグラディエーターと呼ばれるサンダルをおすすめしていました。
フランス人にはヒールが高くて細いタイプのものが人気ですが、会場内のあるきやすさも考慮して選びたいですし、日本人の足は幅広なので、履きやすいサンダルを選ぶなら、断然日本で予め買うことをおすすめします。
スニーカーなら、パリではAdidasアディダスのStan Smith スタンスミスは大人気。
日本もフランスもそんなに値段は変わらないので、気に入ったデザインがあれば日本のお店や楽天などの通販で買ったほうが、ポイントが付いてお得かも。
平日、パリ郊外の自宅とパリ中心地のオフィスを往復するだけでも、スタンスミスをはいている人を見ない日はないほどです。
狭い歩道やでこぼこしたパヴェの通りが多いパリの街歩きは、断然スニーカーが歩きやすく、すばやく行動できるので、スリに狙われにくくもなります。
ローランギャロス観戦、フランス観光を機にスタンスミスのスニーカーを購入するのもいいですね!
全仏オープン観戦に必須アイテムの持ち物は?
もう一度、一番上の全仏オープンを観戦されているみなさんの写真を見ていただくとわかるように、サングラスをかけている観客の皆さんが多いです。
私たち日本人に比べて、うそかほんとか欧米人の皆さんは目の色が淡いので日光に弱い、という話も聞いたことがありますが、わたしはふつーの日本人ですけど、やはりフランスの日差しは曇りの日でも初夏から夏にかけてはまぶしくてサングラスがないといつでもしかめつらです。
日本に比べて間違いなく日差しが強いので、サングラスは持参しましょう。
フランス人は流行より自分に似合うものを長く使うので、サングラスの流行の形は気にする必要はありません。
1日中会場にいる方もいると思いますが、SPF20のもので十分なので、日焼け止めクリームを2-3時間に1度は顔や腕、足などに塗りましょう。
フランスには優秀ドラッグコスメはたくさんありますが、私が毎日1年中欠かさず使っているのは、アヴェンヌのイドランスクリームです!
色が白くて軽くすっと伸びて、肌が潤うのが気持ちがいいです。
またこれは公式サイトにも書いてありますが、この時期のフランスは突然のスコールや雷雨に見舞われることがあり、試合が中断することもよくあります。
会場は厳しいセキュリティチェックが行われており、とがった傘は会場内持ち込み禁止です。
どのくらいが尖っているのがだめなのか?これは担当するセキュリティの人の各自の判断で、フランスでは担当者によって判断基準が違うこともあって、サイトにもそこまでは案内はありません。
会場のショップでも傘は売られていますが、1つ45ユーロ以上です。日本だと…やはりもっとお値段がしますね。
もともと傘は日本のほうが丈夫で軽くて安いものが多いですし、いくら公式グッズでもこの値段で傘を買うのは・・・ちょっともったいない気もします。
さらに傘を差して隣の人にしずくがたれようものなら、フランス人は絶対に我慢しませんので、いきなり激しい苦情がやってくる可能性もあります。
慣れていても結構怖いです。迫力があります。笑
そこで、軽くてコンパクトな防水加工のジャケットは、ローランギャロスのテニス観戦だけでなくこの時期のフランス観光中にも便利なので、1つ持ってかばんに入れておきましょう。
あとクレーコートの色にちなんでか、テラコッタ色で目立ちますが、公式レインポンチョなら15ユーロで買うこともできます。
いずれにしても雨が降ればショップは急に混雑するので、購入するなら雨が降る前に購入しておきましょう。
それからローランギャロスの会場には持ち込みできないものや制限があるものが結構あるので、こちらもチェックしてみてください。
次回は、ローランギャロスの観客のみなさんがかぶっている帽子、ローランギャロスのパナマ帽について、お話してみたいと思います。
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