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フランスでチップの習慣は?レストランやホテル、タクシー以外で必要?

フランス旅行お役立ち

こんにちは!フランスからあおいそらです。

日本からいらっしゃる方に「フランスでチップはいりますか?」と聞かれることが時々あります。

旅先では何かとお金がかかるから料金は気になるところですよね。わたしはアメリカに行った時に、ネイルサロンを利用したら15%のチップが別途必要だと知ってびっくりした記憶があります。

かといってツーリストだからって失礼なことをしてはいけない、とも思うわけで、フランスはどうなのか、気になる方がいらっしゃるのも当然だな、と思います。

そこで今回は、実際フランスに暮らしていている中で気がついた、フランスでのチップの習慣はどうなっているのか、レストランやホテル、タクシー以外でどんな時にチップを支払うことがあるのか、ということについてお話ししたいと思います!

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フランスにチップの習慣はある?

簡単にいうと、フランスではチップの習慣はほとんどないです。

アメリカとは全く違います。

メニューに「サービス料は含まれていません」と書かれている飲食店以外では必要ないし、ホテルやタクシーでも必要ないです。

 

フランスのチップ、レストラン、ホテル、タクシーでは必要?

でもカフェでコーヒーの立ち飲みをしたとき、サービス料込みのレストランで食事をしたとき、ホテルのベッドメイキングや重い荷物を運んでもらったとき、それ以外にもサービスを受けたとき、

「楽しい時間が過ごせたな」

「お店、頑張ってね」

「ありがとう!」

という気持ちで、手持ちのコインをそっと残したり、別れ際に渡すことがあります

その時、料金の何%、と考える必要はなくて、カフェならおつりの数十セント、カジュアルなレストラン、ホテルのちょっとしたサービスなら1−2ユーロコイン、タクシーなら支払いに区切りの良い金額にして切り上げてあげる、程度で十分です。

すこし敷居の高めのレストランなら、5ユーロや10ユーロといったお札で払います。

別にそこまでじゃないな、と思ったり、手持ちがない時は渡す必要もありません。

くれぐれも払い方がわからないで残ったから、という1セント、2セント、5セントといった銅貨では渡さないようにしましょう。それなら渡さないほうがいいです。

 

その昔、まだフランスに来たばかりの頃、支払いが1€、2€レベルのパン屋さんでも、たまっていた銅貨を集めて普通の支払いをしようとしたら、

「募金しなさいよ。」

と言って、断られたことがあるくらいです。

にがい思い出です。。。

 

フランスでチップを支払う必要がある場所ってある?

これまでのわたしの経験では、フランスでチップが必須の場所っていうのはなかったですね。

メニューの料金にサービス料の含まれていないレストランにも、ほとんどあたったことはないです。

 

ただ、ホテルでもタクシーでもレストランでもなく、フランスで、わたしが「こんなときにわたすのか」と思ったチップがいくつかあります。

 

まず、数時間プライベートでついてもらったガイドさんや、子供の誕生会などのイベントでパフォーマンスをお願いするために雇ったプロの方に対するチップ。

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しばらくしてわかったことは、もちろんこれもお客さんとサービスをする人たちの信頼関係の問題であって、義務ではないということです。

ただ大変なお仕事のわりにお給料が少ないので、こういう仕事に従事する皆さんはもらえると大変ありがたいし、これからも頑張ろうと思うそうです。

 

つぎに、これは観光客の方にはあまり関係ないと思いますが、美容院の美容師さんに対するチップです。

確かにフランスの美容院は日本に比べて料金がかなり安くて、美容師さんのお話を伺ってみると、朝から晩まで、ランチの時間もなく立ったままお仕事している、という方が結構います。

シャンプーとブローで30−50ユーロ程度だと、お店に渡る金額が3割ぐらいだとしたら、美容師さんに渡るお給料はずいぶん少なくなるんじゃないかなと思うことがあります。

これまでいくつか美容院を替えてきましたが、どのお店でも10ー20ユーロとかなりのチップを美容師さんに渡しているお客さんを結構みてきました。

 

さらに、こんなことでも渡すのかとむしろ驚いたシーンは、劇場の席を案内してくれた人たちに渡すチップです。

オペラやバレーなどの感激のとき、チケットコントロールを終えて、客席にはいる扉を開けると、席を案内してくれる人がいることがあります。

椅子には番号が振ってありますし、正直自分で席を探せてしまうのですが、ここは案内してもらうのが普通です。

劇場によっては、ほかの人がどうするかをよく見ていると、昨今の世知辛い世の中もあってか、渡していない人もいますし、ショーに参列する機会のあったパリコレの指定席でも案内した人にわたしている人はほとんどいないようでしたが、ちょっと格式ある観劇を楽しむときは、みなさん渡してますね。

この場合で渡す時は、もちろん1ユーロのコインで十分です。

「必要ない」以上の正しい答えはないと思うんですけれど、わたし自身としては、自分で探せるよ!なんて言ったりせずに、こんなときは事前にコインを用意して、気持ちよく振舞いたいなと思ってます。

 

まとめ

それではフランスのチップの習慣についてまとめてみますね〜

  • フランスではチップはアメリカのように義務ではない。メニューに「サービス料は含まれていません」と書かれている飲食店以外では必要ないし、ホテルやタクシーでも必要なチップの額はない
  • サービス料込の料金であっても、感謝の気持ちを込めて手持ちのコインをそっと残したり、別れ際に渡すことがある。
  • チップを渡す時に、料金に対する割合を細かく気にする必要はない
  • 失礼になるので、銅貨でチップは支払わない
  • チップが支払われることが多いのは、美容師さんのサービス、個人向けのサービス。お給料の割に仕事が大変なので、従事する人のモチベーションにもなる。
  • 劇場の席の案内の担当の人にチップを渡すのはどちらかというと習慣化している。

 

フランス人から「お店でサービスしていると、日本人は礼儀正しくてびっくりするよ!」と言われることがよくあります。

結局はチップの金額がいくらかだったよりも、挨拶したり、ありがとうと伝えたり、笑いかけてみたり、そういうことが大事なような気がして、普段から気をつけるようにしています。

参考にしていただければ幸いです〜

 

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