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キットカット抹茶味、海外で本格的に人気なるか?フランス人の率直な評価

フランス生活お役立ち

スイスの食品大手ネスレが抹茶味の「キットカット」をヨーロッパで今年2月から発売することを決定しましたね。

ヨーロッパで売られる抹茶のキットカットはドイツのハンブルグにあるネスレの工場で作られるそうで、まずはドイツ、イギリス、イタリア、スイスなど8カ国から販売をスタートして、そのあと販売拡大するようです。

ヨーロッパで一番親日本食の国フランスでもすぐ販売開始になるはずだし、もしフランスで人気がでれば、キットカット抹茶味は世界の人気商品となることまちがいなし!

ところが、日本食大好きなフランス人でも、正直抹茶味の成功は疑問視する人が多い状況です。

そこで現時点でのそれからフランス人の食のプロたちの抹茶、抹茶味についての考え、キットカット抹茶の味についてのフランス人の評価をまとめ、キットカット抹茶味が海外で本格的に人気が出る鍵について考えてみたいと思います!

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フランスのスタバで確かに抹茶ラテは人気だけど

報道のとおり、抹茶ラテはフランスでも大人気

例えば、フランスのスターバックスで抹茶ラテは定番商品で、注文している人をよく見かけます。

特に健康にストイックなフランス人は、普通のお茶よりはカロリーは高いということを認識しながらも、抹茶に含まれるポリフェノールに注目する人も多く、鉄分も多く含まれていることから、ベジタリアンの人に人気がありますね。

ただ、フランス人は抹茶ラテは抹茶ミルクで本来の抹茶とは違い、味はかなり甘いと思っている人も多いです。

 

それに、抹茶ラテがフランスで人気だからといって、フランスで抹茶がすっかり普通の食べ物、味になっているかというと、それはちょっと違います。

わがやの子どもたちが通うフランスの現地校の給食で、テーマが日本食の日のデザートに、キットカット抹茶が出てきたと言ってました。

やはり美味しいものが好きなフランスでもまだまだ抹茶は日本のイメージだということが言えると思います。

 

それに、今のところ、フランスの食のプロの考えるフランスでの「抹茶味」の成功可能性は厳しいようです。

知り合いのフランス人シェフと話したときに抹茶の味について意見を聞いてみたところ、抹茶味のお菓子は可能性があるかもしれないけど、多くのフランス人に食べてもらうには、本当の抹茶の味はにがすぎる、ということでした。

フランスのお菓子メーカーで働いている人と話していたら、日本に進出した時にはぜひ抹茶味のクッキーを売ってみたいと言うので、フランスでまず売らないの?と聞いたら、変わった味なのでフランスでは利益が出るほど抹茶味のお菓子は売れないでしょ、と言っていました。

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キットカット抹茶味、海外の反応は?フランス人の口コミ

とはいえ、これだけのコメントでフランス人にキットカット抹茶味の人気が出ないとは言い切れないので、フランスのアマゾンでキットカット抹茶味を購入したフランス人たちの口コミを見てみることにしましょう。

おいしい!

  • 一度は食べてみるべき
  • オリジナリティがいい
  • 抹茶味って面白い
  • 抹茶を感じるし匂いがして、日本オリジナルって感じがする

ホワイトチョコレートの味

  • 抹茶の味はあまりしない
  • ホワイトチョコレートに抹茶が混ざっているという感じ

緑色

  • 友達はわさび味かと思ったみたい。緑色ってちょっと慣れないよね。

価格が高い

  • 友だちにもらったり、日本に旅行した時に食べていたので、食べたいと思っていた
  • いつもは買えない
  • ヨーロッパでは買えないし、日本に行かなくてもアマゾンで買えて嬉しい

溶けると気持ち悪い

  • 気温30℃の日に配達されて溶けていた。緑色の塊になって気持ち悪い
  • 溶けちゃったので捨てちゃいました

キットカット抹茶はまずい、というコメントは見当たらず、おいしいというコメントが大半でした。

「おもしろい」という評価はフランスだと「受け入れ難い」という評価になることもあるのですが、今までにない抹茶味、というのも評価されているようです。

中には、ホワイトチョコレートのようだ、と思う人もいるようですね。

 

キットカット抹茶味が海外で成功する鍵は?

そのほか気になるコメントを見てみると、価格が高い、というのがありましたね。

ただフランスのアマゾンでは小さいキットカットが12個で5,50ユーロなので、高いと思った人が多かったのは当然ですし、これはドイツで生産されることで解決されるでしょう。

緑色のお菓子が受け入れられるかどうかというのは1つあるかもしれませんが、フランスではピスタチオの緑色のお菓子も一般的に受け入れられているので、さほど問題ではないように思います。

日本のようにお店も消費者も食品の取扱いには気を配らないので、キットカットが溶けやすいというところは、ヨーロッパ向けだと改善する必要があるかもしれませんが、どうなるでしょうか。

 

ヨーロッパの人に日本のチョコレートを食べてもらうと、日本のチョコレートはカカオの味はほとんどしないものが多いので、「何だこりゃ??」と言われることがほとんどです。

だからもしヨーロッパでキットカット抹茶がブレイクするとしたら、チョコレートとしてではなく、新しいお菓子として受け入れられるかどうかが鍵になってくると思いますね。

ヨーロッパの人たちには、抹茶は日本のものだということは知られているけれど、少なくてもフランスでは、日本伝統の本来の抹茶と抹茶ラテやスーパーで売られる抹茶のお菓子の抹茶の味は別のもので、良くも悪くもオリジナルなテイストだと思われていることは確実です。

日本で生産されるキットカット抹茶と抹茶の量は変わるのか、甘さはヨーロッパ向けに調整されるのかということは気になりますが、もしキットカット抹茶がフランスで売れれば、他の国でも売れるようになるだろうし、抹茶味のお菓子がお菓子売り場でもっと売られるようになるはず。

これからのフランスのスーパーのお菓子売り場に注目していきたいと思います。

 

 

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