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フランス語の数字の書き方注意点、綴りをアルファベットで書くのはいつ?

フランス生活お役立ち

数字はフランス語でdes chiffres シーフルと言います。

フランス語を習い始めた頃、フランス語の数字のテストを前に、いちいちなんでアルファベットのスペルで書けなくてはいけないんだろうと思っていました。

そこで、フランス語の数字の書き方をお伝えするとともに、そもそもフランス人はどんなときに数字をアルファベットで書くのかというルールについて改めて調べてみたので、お知らせしますね。

 

フランス語の数字の書き方は?

フランスの小学校で学ぶうちの息子くんも、小学校5年生のときに算数の時間に習っていたフランス語での数字の書き方。

フランス語の数字の覚え方をこちらの記事にまとめたときに、

フランス語の数字の書き方の基礎をお伝えさせていただきましたが、フランス人が小学校で学ぶときにも、子供向けに特別な方法があるわけでもなく、何度も繰り返し書いては覚える方法で覚えさせられているようです。

 

結局、フランスで育ったフランス人の人たちでも、数字を正しく文字で書くのは苦労していて、お金のやり取りに小切手がいまだによく使われるフランスでは、小切手には数字を文字で書く欄があるので、代表的な数字を文字で表した表が銀行から配布されるほどです。

例えばわたしが持っている表には

1825,83ユーロは、「Mille huit cent vingt-cinq euros et quatre-vingt-trois centimes」と書く

と書いてあります。

 

フランス語で数字を書くときの注意事項で、

の中で見たものを、もう一度おさらいしてみると、

  • 2桁の数字に2つ以上の数字の表現が入っているときは、ハイフンを入れる

(例)17→dix-sept 82→quatre-vingt-deux 190→cent quatre-vingt-dix(100と90の間はいらない)

  • 80には最後にsがつく

80→quatre-vingts

  • 100をあらわすcentは複数形になるとsがつくが、下の単位に数字があるときは形容詞の扱いになるのでsが消える

(例)300→trois cents 302→trois cent deux

  • 1000を表すmilleはmilの複数形なので、変化はしない単語で、sはつかない

(例)2000→deux mille

でした。

このおさらいからでも、milleはもともと複数形なので、sはつかないし、centは1825をフランス語の文字で書く時、Mille huit cent vingt-cinqと書いてcentにはsがつかないけれど、もしこれが、1800だったらMille huit centsとsがつくことがわかりますよね。

 

ハイフンについては2桁の数字に2つ以上の数字の表現が入っているとき以外は必要ないのですが、例外として

1110→Mille cent-dix

と、100と10の間にハイフンを入れるのが正式のようです。

ただし1990年代の改革により、その数字を表すすべての数字表現の間に入れても良いことになったそうです。

(例) 2594→Deux-mille-cinq-cent-quatre-vingt-quatorze

小切手に数字を文字で書くときには、わたしはこの方法で全部ハイフンを入れています。

 

例外はmillionとmilliardで、この2つの単語の前後にはハイフンを入れないようですが、

(例)45,000,356→quarante-cinq millions trois-cent-cinquante-six

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quarante-cinq-millions-trois-cent-cinquante-sixのように、ともかく全部ハイフンを入れている表記もしばしば見かけます。

でも、わたしは小切手でmillion(100万)やmilliard(10億)といった支払いをすることも、受け取ることもないので、全く関係ないのです・・・^^

 

フランス語の数字の綴りをアルファベットで書くのはいつ?

そもそも数を数字で書くときと文字で書く時、フランスでは使い分けのルールがあるということを知ったのは、本当につい最近のことです。

それではまず、どんなときにフランス語で数字が文字で書かれるのか見てみましょう。

フランス語で数字が文字で書かれる時

数字自体が表現の一部のとき

例えばトランプのスペードはフランス語ではun「cinq de pique」といいますが、これは表現なので、このなかのcinqを5と表すことはありません。

年代の簡略表記

例えばフランス語で1930年台はles années 1930と書きますが、簡略して30年代、というときは「les années trente」と文字で書くのが正式のようです。

ただし、実際はles années 30と書いているものも多く見かけます。

0から20までの数字や大体の数字

文章中で0から20までの数字を表現するときは、文字で表現する慣習があります。

ただ、同じ文章中で2つの数字が出てきて、1つが20以下、1つが20より大きい数字のときは、文字か数字どちらかに揃えるのが普通です。

また100くらい、5000くらいといった正確ではない大体の数字も文字で書きます。

文章先頭の数字

20より大きい数字であっても、文章の先頭に数字が来るときは、その数字は文字で書きます。例としては、

「Vingt-cinq personnes sont venues. 25人が来た」

単位が文字で書かれている時

例えば€、km、cmなど、単位が記号で書かれているときの数字は数字で書きますが、単位が文字で書かれているときは数字の部分も文字で書くのが普通です。

MillionとMilliardは間違いを防ぐために文字で書く

実際は、統計資料の図の中などで、例えばdix millions d’euros(1000万ユーロ)が「10M €」、dix milliards d’euros(100億ユーロ)が10Mrds €と書かれていることもありますね。

midi(正午)やminuit(午前0時)に続く数字

例えばお昼の12時半は midi et demiと文字で書くのが通例です。

その他、フランスの銀行が発行する小切手や、契約書、公式な書類の数字は、文字と数字を併記することが多いです。

 

逆に、一般的な文書の中で数値をデータや情報としてわかりやすく示したいときは文章中でも数字がつかわれることが多いです。

小数点のついた数字や、「何番目の」といった、順番を表す序数の場合は、数字そのままで表記されます。

例えば、

il y a 1 356 pages dans ce livre, j’en suis à la page 1245.

この文章は「この本は1356ページあって、わたしは1245ページ目を読んでいる」という意味で、1356はページの量を表す数字で、1245は序数になるので、1245にはカンマもスペースも入れない、ということになります。

€や$といったような単位を記号で書くとき、数字は文字ではなく数字で表記しますが、単位の記号と数字の間は1文字分スペースを開けて記載するのもルールです。

いかがでしたか。

ざっくり言ってしまうと、簡潔に数を示したいときは数字は数字で表記されて、文学的に表現したいときや、法的文書の中では数字はしばしばアルファベットの綴りで表記されることが多い、ということのようです。

つぎに、フランス語のお金の読み方をご紹介しますね。

 

 

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