こんにちはー!あおいそらです。
先日、仕事でタクシーを数時間チャーターしたかったときの話なんですが、フランスでタクシーをチャーターしたい、という方のお役に立つかもしれない、と思ったので、
今日は、フランスでタクシーを時間で貸しきりにするにはどうしたらいいのか、料金は高いのか、についてお伝えします!
フランスではタクシーを時間でチャーターはできない
わたしが数時間タクシーをチャーターしたいと思ったその日のこと。
大体のコースと時間帯を決めてから、大手タクシー会社TAXI G7(タクシージーセット)の予約番号に電話。
すると、「普通に乗って、乗車した分だけ支払ってください」
・・・つまりタクシーは時間でチャーターできないんですっと。そうなんだ、知らなかった~
その後、G7のサイトも見てみたけれど、時間でタクシーを貸切にするハイヤーのような事業はやっていないようです。
だから、タクシーをハイヤーのようにして使いたい場合も、タクシーを普通に使うときと同じように電話やネット、アプリで予約するか、都合のいい場所で捕まえて、必要な分だけ乗ればいい、ということ。
ただ運転手さんによっては、もうそろそろ自宅に帰る時間なので、これ以上は運転対応できない、と言われることもあります。
突然「ここまで!」と言って帰ってしまわれる前に、一番始めに行きたい場所の住所を全部見せて、「○時間くらい大丈夫ですか?」などと長時間対応してもらえるか聞いておいたほうが無難です。
「until 5PM, OK?」などの短い英語で十分です!
ただ、それでもちょっと不安だなと思うのは、
「途中でまとまった時間、降りた場所で待っててもらうと、料金が跳ね上がってしまわない?」
っていうポイントですよね。
大丈夫です。そのときの料金もフランス政府によって正式に決められている価格があります。
タクシーの領収書。運転手の名前、ナンバープレート、料金条件、乗降場所と時間が記載される。この日はエッフェル塔付近から自宅まで30km弱、夜間の利用。
フランスのタクシーを待たせると、かかる料金は ?
フランス政府からは正式に、タクシーの待ち時間は地域や時間帯によって1時間35.80~38ユーロに設定されています。
これはもしタクシーを呼んで、しばらく待たせたときにも適用される料金です。
数秒ごとにメーターで自動課金されていきます。メーターが自動に計算しているので、運転手さんがずるすることは考えられないです。
以前は地域がパリから郊外に変わると、運転手さんが手動で料金メーターを切り替えていたのを覚えていますが
(へんな設定をしていないか、気になって毎回運転手さんの手の動きをチェックしたもの・・・)
最近は気にならないし、区間の設定が間違っていることもないので、もしかしたら位置情報で料金カテゴリーも切り替わるようになっているのかもしれません。
今度タクシーに乗ったときに聞いてみようと思います。
フランスのタクシーの運転手さんを時間で雇ったことがあるという話
でも、この記事を読みながら、「え、フランスのタクシーの運転手さんと時間で交渉したことあるよ!」という方、きっといらっしゃるんじゃないかなと思ってます。
私も聞いたことがあるし、珍しい話ではないんです~
これはどういうことかというと・・・つまり、そのときの運転手さんは正式な労働時間ではないということ。
運転手さんはもらった料金を収入として申請しないので、高い税金や社会保障費を免れることができるため、正規料金に比べたら安い価格をオファーしてくることが多いわけです。
きちんと税金や社会保障を払って仕事をしている人がいることをかんがえると、まったくいいことではないですが、ベビーシッター、家の工事など、フランスでは個人交渉することで非公式で仕事を頼むケースがみられます。
万が一、事故が起きたら?おともだちの車に乗っていた、というのと何にも代わりがないので要注意ですよっ!
その場合のリスクは、完全に客とサービスを提供する人の信頼関係以外、何もないということ。トラブルがあっても両者の間で解決するしかありません。
そんな大変なことが起きなかったとしても、正式な領収書を出してください、といっても出してくれない可能性が高いです。
たとえばわたしが電話した大手タクシー会社G7は、領収書を手書きで書いても1つは控えが残るので、運転手さんが勝手にG7としての領収書の発行はできないようになっています。
もし車を時間でチャーターしたい場合は、タクシーではなく、ハイヤーサービスを行っている会社にコンタクトしましょう。
走行距離や時間、車種で金額が変わってきますが、見積もりをお願いすれば細かく明細を出してくれます。
日本人の運転手さんをお願いすることもできるし、日本人運転手指定なしにすれば、価格が抑えられるハイヤー会社もありますよ。
まとめ
最近は、日本人観光客のみなさんも、フランス人も、積極的に英語で会話することが増えて、すごくすてきなことだなーって思うんです。
一方で、フランスで個人で交渉するときは、あくまで個人の責任です。観光客といえども、フランスで生活するのとおなじリスクがあります。
たとえ小額でも、収入申告しない支払いは、もらう人も払った人も罰せられるリスクがあるので、気をつけたいですね。
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