いまや海外旅行中でも手放せない携帯電話やタブレット。
旅行中は思った通りに充電できないのが悩みどころですよね。
先日、パリとロンドンを往復するためにユーロスターに乗りました。
フレキシー2等だったのですが、座って一番、わたしが探したものは電源コンセント。
また行きのユーロスターでは快調だったWIFI接続ですが、帰りは事情が異なった…⁉︎
ユーロスター2等でも電源コンセントはあるのか、USBは繋げられるのか?携帯電話の電波受信状況やWIFIの接続状況の実態について、先日、実際に乗った時の状況からおしらせしますね。
ユーロスター2等では電源コンセントはあるのか?
パリとロンドンの間は約2時間。
わたしのスマホは結構電源の減りも早いし、わたしの携帯電話はフランスの契約なので、イギリスの回線を使うと、さらに電源の減りが早くて、日中、仕事関連の大事なメールの確認ができなくなるのはかなり痛い。
そこでユーロスターの車内で自分の席を確認して座って一番、探したのは電源コンセント。
ありましたー!
2等でも電源コンセントがあるのね、と思って喜んだのですが、実は同じ条件で乗った帰りの車内にはついていませんでした。
違いは、車両です。
新しい車両には2等でも電源コンセントが付いていますが、古いタイプの車両には付いていないのです。
公式サイトをチェックしてみましたが、事前にどの車両に当たるかを知ることはできないようです。
また、わたしが座ったのはduoという二人並びの席。
こちらの写真をもう一回見ていただきたいのですが、上がヨーロッパの電源コンセントで、下がイギリスの電源コンセント。
この電源は一人分ではないので、隣の人と共有しなくてはいけません。
この日、隣に座っていた方はとても感じの良い若いフランス人の女性でした。
聞いたら、彼女もわたしと同じようにフランスで使えるコンセントしか持っておらず、彼女もあとから必要になると思う、とのことだったので、最初の1時間を使わせてもらうことにしました。
このときは隣の人が感じがよくてラッキーでしたが、勝手に1つしかないものを何も言わずに使い始めて知らんぷりのヨーロッパ人は結構います…
もちろん、そろそろわたしも使ってもいいですか、といえば使わせてくれることがほとんどなんですが、まだいかに必要かを語って使わせてくれないツワモノもいます。
隣の人、こんなマルチ電源持ってるし!
旅行中、こういうときに便利そうです。
ユーロスター2等ではUSBをつなげるところはなかった
ちょっと力がいるのでおっかなびっくりではあるんですけれど、イギリス式のコンセントの上の穴に入る細いものがあれば、そこにそれを差し込めば、フランスなど大陸式の2足のコンセントを差し込むことができます。
最近の電子機器は世界中の電圧対応のものが多いですが、日本で使っている電子機器をヨーロッパで使うときは、念のため必ず対応する電圧を確認するようにしましょう。
大陸式の電圧で使えるものであれば、イギリスの電圧で使っても問題ありません。
最近は飛行機ではエコノミークラスでもこんな風に
USBをつなげるられるようになっていて、スマホやタブレットを充電できるので便利ですよね。
ユーロスターでもこんな風になっていれば電圧も気にしなくていいし便利なのに、残念ながら、新型車両でもUSBを接続できる場所はありませんでした。
ユーロスター2等でWIFIは繋がる?繋がらない?
電源を先に使わせてもらいながら、携帯電話でインターネット接続。
使い方は簡単で、使う機器のWIFI接続からユーロスターのWIFIを選んで、ブラウザを開くと、
このユーロスターのWIFIは携帯電話の電波状況により繋がらない場所がある、というお知らせが出てきます。
わたしは日本の新幹線にあたるthalysタリスという電車に乗ることもあるのですが、わたしのイメージでは、電車の車内のWIFIは使えない、というものでした。
みんながつなぐと使えないんだな、と思ってそんなときは仕方なく携帯電話のデータ回線をつかっていたのですが(特に動画など大量にデータを消費するときは、携帯電話の契約でデータ使い放題ではないときはお勧めではありません。)、
この日のユーロスターでは、ドーバー海峡入る手前までかなり快適にWIFI接続ができたので驚きました!
ただこれも、新型車両に限ったことなのかもしれません。
というのも、ロンドンからパリに向かう帰りのユーロスターでは、ドーバー海峡を渡り終わってフランス国内に入ってからも全然WIFIがつながりませんでした。
ユーロスターの電波受信状況
ユーロスターの通り道は、広大な自然や畑の中であることが多いです。
さっきの画面の通り、電波がないところを通過することもあるので、そういうときは受信できません。
またユーロスター車内では携帯電話の通話での使用は禁止ですが、食堂車やコーチに出れば通話をしても問題がありません。
ただわたしの経験ではユーロスターやThalysなどの高速の電車が時速200kmを超えるスピードで走っているときは、携帯電話で電波は受信していても不安定で、通話はしょっちゅう切れてしまい、長時間の会話は難しいのが現実です。
おわりに
旅行中の電源の確保には、環境に頼らず充電できる、大容量タイプで軽いモバイルバッテリーが便利です。
わたしは最近これを購入しました。
ヨーロッパを旅行しながらデータ通信を使いたいときは、携帯電話の契約を海外でデータ通信使い放題のものを契約するか、WIFIルーターをレンタルしたほうがいいと感じますね。
Googleマップは土地勘のない場所で目的地にスムーズにたどりつくためにとても便利。
今回わたしはロンドンのセントパンクラス駅に着いてから、目的の場所にたどりつくアンダーグラウンド(地下鉄)の乗り換えもGoogleマップで検索しました。
スリに狙われないために効果的な方法の1つに、スムーズに行動する、というのがあります。
地図を見ているときに狙われるというよりも、慌てていたり、迷っているそぶりがある人を狙いやすい観光客だとみて、スリはしばらく尾行するんですね。
貴重な旅行中の時間節約にもなるので、ヨーロッパ旅行中には、必要なときにスマホでデータ通信できるようにしておくこと、ヨーロッパに住んでいる立場からおすすめしたいです。
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